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自分の思い通りにいかないといなくなってしまう(5歳・年長)

今日のお悩みは、こちら。

■お子さんの年齢  5歳(男)

■お悩み
自分の思い通りにいかないと、「もうやらない、やりたくない」「もう一緒に遊んであげない」「帰る」などと言ってその場からいなくなってしまう。

話をしようにも「こっち来るな」と怒るので、落ち着くまで待っていると、何事もなかったかのように戻ってくる。

後から「もう遊ばないって言われるのは悲しいよ」と話しかけても、「ごめん、ごめん」と言うばかりでなんだか上の空。

 

いつ、どのタイミングでなんと声かけしたらいいのでしょうか。

 

例①  妹(3歳)や友達と遊んでいて、自分の遊びたい通りに相手が遊んでくれない。

→もう一緒に遊んであげないと言う。

 

例②  幼稚園のゲームで鬼ごっこをした時、捕まってしまった。

→もうやらないと言って、その場からいなくなった。

 

意志のしっかりしたお子さんですね^^

そして、自分でちゃんと折り合いをつけることができています。

 

この部分ですね。

>話をしようにも「こっち来るな」と怒るので、落ち着くまで待っていると、何事もなかったかのように戻ってくる。

これは、とても素晴らしいことです。

 

ママが、

>落ち着くまで待っている

という、対応をしていることもプラスに働いています。

ここまでは、言うことありません。

 

ですが、この先がちょっと気になります。

ママはきっと、妹さんやお友達と一緒に仲良く遊んでほしい

または、少し我慢をしてみんなに合わせてほしい

という願望があるのかな?(と、感じました)

そのための、タイミングや声かけを知りたい。という前提で書きますね。

 

まず共感

お子さんが、折り合いをつけて戻ってきた時、かけるべき声かけは

『 〇〇したかったね 』という共感です。

 

このお子さんの思い通りにならなかった行動を言葉にするのです。

 

ママが、後から

>「もう遊ばないって言われるのは悲しいよ」

と、声をかけていますが、これには ママの気持ちをわかってほしいが詰まっているように感じます。

 

これでは、

子どもの気持ちをわかってあげたいわたし(ママ)の気持ちをわかってほしい

になってしまうのです。

ダメということではありません^^

ですが、人の気持ちを理解するためには、まずは自分の気持ちを受けとめてもらえることが必要です。

 

「もうやらない、やりたくない」などと言ってその場からいなくなってしまうという行動を肯定するのではなく、他のことをやりたかった気持ちに共感するのです。

 

こうすることで、お子さんのこころに、わかってもらえた!という余裕がうまれます。

すると、今度はちょっと我慢してみようかな?とか、ちょっと他の遊びにもチャレンジしてみようかな?という気持ちになれるのです。

 

見通しを確認

それから、勝ち負けに敏感だったり、ルールをよく理解していないと不安なのかな?と感じました。

 

これは、共通して 見通しに弱いということです。

見通しが上手くいかないと、自分流の遊び方でしか遊べませんし、負けたら この世の終わりだと思ってしまいます。

事前にできることは、遊び方やルールを教えること

ポイントは、バリエーション豊かに。本人のプライドが傷つかないように。です。

 

思う存分付き合う

わがままに見える行動にも、付き合うと、納得してくれることがあります。

普段一緒に生活していると、いつものパターンがやってくるたびに【 まただ・・・】と思ってしまいますよね。

つい、問題行動に見えてしまって、がっかりしたり、イライラしたり・・・

わたしも、あります。

 

だけど、今日は付き合う!と決めて、とことん向き合うのもオススメです。

そうすると、なぜ この子が、この遊びにこだわるのか?が、見えてくるのです。

結果として、それが対処へとつながるのです。

 

ご兄妹がいると、難しいこともあるかもしれません。

できるところから、やってみてくださいね。

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