おうち療育アドバイザー浜田悦子です。
こんにちは。
今日はこちらのお悩みにお答えします。
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4年生の長男が凸凹ちゃんなのですが、
やはり学校で怒られる事が多いんですね。
自分でも
「ぼく、いつも怒られるもん」
と言います。
私の返事は
「怒られると悲しいよね。
怒られる事もあるかもしれないけど、
○○は頑張ってる事たくさんあるよね~。
苦手な事を頑張るのってすごい事なんだよ~」
みたいに答えてるんですが、
こんな返事でいいのかなぁ‥‥と
いつも考えてしまします。
どんなふうに答えてあげるのが良いのでしょうか。
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お悩み、ありがとうございます。
お子さんの気持ちに共感しているので
とてもいいと思います!
ただ、
ちょっと気を付けていただきたい
ポイントがありますので
以下にまとめてみますね。
言葉が多いと伝わらない
お子さんが、学校で怒られることが多いと
お子さんはもちろん
ママも悲しい気持ちになりますよね。
小学4年生。
自分のことも、周りのことも
より分かってくる時期ですし、
できる限り
こころのサポートをしてあげたい時期でもありますよね。
こちらのママさんは
お子さんの言葉をそのまま代弁し、
まさに共感をしています。
ただ、
ちょっと言葉が多いと感じました。
「 怒られると悲しいよね。」
これは100点満点です!
この後ですね。
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「 怒られる事もあるかもしれないけど、
○○は頑張ってる事たくさんあるよね~。
苦手な事を頑張るのってすごい事なんだよ~」
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声にすると、10秒ちょっとの言葉でも、
お子さんにとっては 長く感じられます。
言葉が多いと
説明のように感じたり
責められたと受け取ってしまうことがあります。
説明が悪いということではないのですが
言葉が長ければ長いほど、届きません。
ママは励ましているつもりでも
言葉が長いだけで
逆効果になってしまうことがあります。
特に、こちらのお子さんは
学校でいつも怒られてしまうとのこと。
このような場合は、
しばらくシンプルに共感だけを
していくことをオススメします。
毎日の中でできる言葉かけ
いつも怒られると思っているお子さんに
毎日の生活の中でできる
オススメの言葉かけがあります。
それは、
当たり前にできていることを言葉にして伝える
ということです。
例えば、
- ひとりで起きれた
- 歯磨きした
- 着替えた
- 学校の用意をした
当たり前のことかもしれませんが
当たり前にできていることに、
あえて「 できているね 」と、
声をかけていきます。
わたしもそうですが、
いつもできていることや
当たり前にできていることは
つい見逃してしまって、
できないことや頑張ってほしいことに目や口が向きがちです。
でも、それじゃあ毎日毎日 富士山を目指しているようなもの。
(わかりにくい例えでごめんなさい 汗)
自己肯定感って
頑張れば上がるものではなく、
「 ぼくはできる 」
「 わたしはできる 」
という、積み重ねだと思うのです。
そういう、できるがたくさん集まると
子どもの中に安心感が生まれて、
「 じゃあもう少し頑張ってみようかな 」という
意欲がわいてくるのです。
わたしたちは、何となく手の抜き方や
休憩の仕方を知っているので
バランスを取っています。
でも、発達凸凹の子どもたちは、全力投球です。
できないことがあったとしても、毎日頑張っているのです。
ですので、
できないことよりも
当たり前にできていることを
声に出して認めてあげることで
子どもの自己肯定感は育っていきます。
今、当たり前にできていることも
子どもは努力をしたのです。
できた時、たくさんほめてあげましたか?
できていない時よりも、
できたね!と、言葉に出して伝えていますか?
頑張ったから、褒める・認めるのではなく
普段から当たり前にできているところを見つけて
(短く・肯定的に)声をかけていく。
そうすることで、
お子さん自身もきっと
自分のいいところを見つけることができるようになります。
まとめますと・・・
今のままで十分ですので^^
- 短くする
- 当たり前にできているところに声をかける
ぜひ試してみてください。