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効果的な対処法を試してもうまくいかない3つの理由。

浜田悦子です。

こんにちは。

 

今日は、こんなお悩みにお答えします。

 

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小学1年生の女の子がいます。

グレーゾーンと言われています。

 

気になる行動に対して、

無反応と共感をしているつもりなのですが、

子どもの行動がなかなか落ちつきません。

 

気を付けるポイントがあれば教えてください。

―――――――――――

 

お悩み、ありがとうございます。

 

効果的と言われている対処法を実践しているけど、

お子さんの行動が落ち着かなかったり

酷くなったりすると、ママも不安になってしまいますよね。

 

 

今日は、一生懸命実践しているけど

なかなか効果がでない時に

チェックしてほしいポイントを記事にします。

 

 

共感が励ましになっていませんか?

 

しっかりと無反応をした後に

共感をしているつもりでも、

実は共感になっていない場合があります。

 

 

一番多いのが、励ましです。

 

  • 大丈夫!
  • 大したことないよ!
  • 次、頑張ればいいんだよ!

 

このように、

相手を励ましたり

奮い立たせたりするようなことは

共感にはなりません。

 

 

共感はあくまで、

  • 悲しかったね
  • 辛かったね
  • 嫌だったね
  • そっかぁ

 

など、

子どもの気持ちを代弁したり

オウム返しをしたり

相槌をうつことです。

 

 

また、

お子さんの求めているテンションと

ママのテンションがかけ離れていると

共感として受け取ってもらえないことがあります。

 

 

例えば、

ママが元気で小さなことを気にしない性格に対して

お子さんが刺激に敏感で繊細な性格な場合、

つい、大きな声で勢いよく共感した時は

その勢いにびっくりしてしまうことがあります。

 

(過去のわたしとむすこです)

 

 

また逆に、

ママが繊細な性格なのに対して

お子さんが元気いっぱいの場合、

ママがそっと優しく共感するよりも、

明るく元気に共感した方が、響く場合があるのです。

 

 

無意識に、自分がしてほしいように

子どもに接することがあると思うので

ママとお子さんの性格やテンションを観察してみてくださいね。

 

 

 

 

二週間以上継続していますか?

 

“ なかなか落ち着かない ”と書いていらっしゃるので

ある程度の日程を試しているかもしれませんが、

ここでもう一度振り返ってみてくださいね^^

 

 

対処法を変えた時は、最低でも二週間継続してください。

 

 

2~3日やってみて、効果がなかったからやめる。では、

お子さんには定着しません。

 

2~3日だと、

「 あれ?いつもと違うなぁ? 」

という、状態です。

 

そこから、

「 あれ?まだ続いているなぁ?」

「 こっちが正解かな?こっちで合っているのかな? 」

という状態になり・・・

 

 

無反応(と共感)が継続されることにより、

「 やっぱりこっちでいいんだ!合ってるんだ!」と、なるのです。

 

 

特に、ほめられるよりも

怒られることが多いお子さんは

混乱することが多いかもしれません。

 

 

無反応と共感のメリハリ

しっかりつけることが効果が出るコツです。

 

 

3日間ほどで

対処法がピタッとはまるお子さんもいますが、

無反応(と共感)は、シンプルだけど

大人が試される対処法です。

 

 

わたしもついイライラして

途中で怒ってしまうこともたくさんありました。

 

 

二週間という日数は、

子どものための日数でもあり

大人のための日数でもあるのです。

 

 

ママの目標がゴールになっていませんか?

 

お子さんの行動がなかなか落ち着かない時、

課題がお子さんの発達や特性に合っていない場合があります。

 

 

例えば、

  • 感覚過敏があるのに、我慢させている
  • 発達の凹の部分の課題にチャレンジさせている
  • 失敗を練習させている

 

などなど。

 

 

もう少し具体的に言うと、

  • 無理に目を合わせる練習をする
  • 共感せずに、(好ましくない行動を)反省させる
  • 鉛筆を持つのもイヤなのに宿題をさせる

 

 

このような場合、

目指すゴールが子どもの成長やサポートではなく

大人の理想になっている場合があります。

 

 

これが、ダメということではありません。

 

 

これは、わが家の方針。

ここまではやらせる。やってほしい。

 

と、自覚している場合はいいと思います。

 

 

でも、そうではない場合、

一度立ち止まって考えてみることもオススメです。

 

 

むすこが今よりもっと小さかった頃、

わたしは無意識に

むすこをコントロールしていました。

 

 

ここまでできて当然。

ここまでできないとダメ。

 

 

わたしの世間体や理想のレールに

むすこを乗せようとしていたのです。

 

 

こんなこともできないでどうするの?

という思いは、

将来への不安につながっていくのでした。

 

 

こんな時は、無反応をしても

なんだかしっくりこなかったり

むすこがカラダをはって、

「ちがう!」と教えてくれました。

 

 

もちろん今でも

わたしの理想や目標に近づいてほしいと

思う時もあります。

 

 

それは親として当然のことだとも思っています。

 

 

だけど、もし無反応(と共感)を繰り返しても

うまく行かない場合は、

このことを思い出していただけたらと思っています。

 

参考になさってください^^

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