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悪気なく嘘を頻繁につく、小学一年生

発達障害・グレーゾーン

子どもの困った行動をおうちで解決!

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは。

 

本日はこちらのお悩みにお答えします。

 

◆ 年齢:小学校一年生

 

◆ 困っている行動や悩み:

コミュニケーションに関して
悪気なく嘘を頻繁につく

人との関わり方が下手なので、

学年が上がるにつれて

友達の中から浮いてしまわないか心配です

 

◆ 困っている悩みや行動に対しての現在の対処法:

問題行動を見つけた時に、

「嘘をついていると友達から信用されなくなるよ。」

など言い聞かせていますが、

なかなか改善されません。

また、

登下校や友達と遊ぶ場面で私が一緒の時は、

問題行動が見られたらその都度アドバイスしています。

 

◆ 現在の対応についてのお子さんの様子・反応:

友達が嫌がっていても

本人はあまりピンときていないようで、

周りの空気も読めていないので、

本人は特に直さなければという気持ちにはなっていません。

そのため何度言い聞かせても繰り返し同じ行動をしています。

 

 

お悩み、ありがとうございます^^

他にも、

  • 友達が「やめて」と言っていることを続けてやってしまい怒らせてしまう
  • 自分の言いたいことを、友達が興味ないことでもダラダラと喋り続けて、友達が疲れてしまう

という内容も書いてくださっていたのですが、

今回、一番悩んでいる ” 嘘 ” を選んでいただきました。

 

お子さんのコミュニケーションって

聞いていてザワザワしたり、

ドキドキすることありますよねあせる

 

その不安や心配は

学校という集団の中での

お友達関係につながってしまいます。

 

ただ、現在小学一年生。なんですね。

 

ちょっと慎重にみていきたい時期です。

 

 

まず、お子さんの中に

” 嘘 ” という概念があるかどうか?

 

確認していく必要があります。

 

周りで聞いていて嘘だと感じても、

本人は嘘を言っている感覚がないかもしれません。

 

というのも、

現在の対応についての

お子さんの様子・反応がこちら。

 

ーーーーーーーーー

友達が嫌がっていても

本人はあまりピンときていないようで、

周りの空気も読めていないので、

本人は特に直さなければという気持ちにはなっていません。

ーーーーーーーーー

 

こちらのお子さんは、

もしかしたら自分の空想や

アタマに浮かんでいることを話しているだけなのかな?

と、感じました。

 

 

話しの内容にもよりますが、

周りは嘘だと思っていても

本人は想像したこと(思ったこと)を口にしているだけ。

 

そもそも、嘘という概念があるか?

 

観察していく必要があります。

 

嘘って、

自分を守るためだったり

相手をだますためだったり

とっても高度なスキルなんですね。

 

本当にそういう気持ちがあって、話しているのか?

 

観察してみることをおススメします。

 

 

でも、こちらの相談を寄せてくれたママさんの気持ちも

とってもよくわかるんです。

 

うちの子も、

自分の世界の話を本当のように話すので、

この子は大丈夫か?

嘘つきになるんじゃないか?

おかしくなったんじゃないか?

と、思ってことがあります。

 

 

観察してわかったことは

特に、(学校やお店など)目的地へ

歩いている時や車で移動する時

そういう話がでることが多かったです。

多分、目的地に行くまでの間、暇だったと推測します。

コミュニケ―ションが苦手な子でした。

 

でも、嘘をついている訳ではないのです。

この辺が、周りに誤解されやすく理解されにくいので、

いつまでたっても、本人とつじつまが合わないのです。

 

 

でもね、今むすこは小学4年生になりまして

今でも想像したことを話すことはしますが、

「ぼくの考えたことだけどね」

「ぼくの考えたことを話していい?」

と、一言付け足すことができています。

 

**

 

こういう時に試してほしいことは、

  1. どんな時にそういう嘘のような話がでるのか?を観察する
  2. 嘘のような話が出ても否定しない

 

この二点はぜひやってほしいです。

 

否定しないということをもう少し具体的に説明すると、

お子さんが嘘のような話をしても

「(あなたは)そう思ったんだね」と

受け止めていくのです。

 

ーーーーーーーーー

本人はあまりピンときていない

周りの空気も読めていない

本人は特に直さなければという気持ちがない

そのため何度言い聞かせても繰り返し同じ行動をしています

ーーーーーーーーー

 

このような時は、

この方法では改善しないということなのです。

 

 

教えることや周りの空気を読むことを

教えることがダメということではなのですが、

その前に、お子さんにやってあげることがあります。

 

 

それが、お子さんの言っていることを

受け止めるということになります。

 

 

話しの内容にもよりますが、

空想の話をしている時は、アタマの中で思っていることを

暇だから話しているのかもしれませんし、

同じことをグルグル言っていることは、本音を言えていないのかもしれません。

 

 

また、お友達が嫌がっていても

いつも同じコミュニケーションをしてしまう時は

適切なコミュニケーションを理解してない場合があります。

 

 

どんな風に声をかけたらお友達が喜ぶか?

注意や指摘ではなく、具体的なセリフを教えてあげてください^^

 

 

発達凸凹の子どもたちは、

周りのお友達と比べて

半分や3分の1や3分の2の発達だと言われることがあります。

 

 

小学一年生(6歳)だったとしても

3歳、4歳の部分があるかもしれませんし、

それがその子にとって苦手な分野だとしたらどうでしょう?

 

 

3歳の子に、

「 嘘ついたら信用されないよ 」

「 空気よみなさい」

って、言いませんよね^^

 

子ども自身が実践できる具体的な提案がなく、

繰り返しの指摘や注意だけでは

その困った言動は強化されて行きますし

同時に心は傷ついていきます。

 

 

わたしも、むすこに厳しく接したことがあります。

 

 

でも、困った行動が改善したり

子ども自身が何かを得るどころか、

しゃべることに抵抗を持つことになってしまうことになります。

 

 

昔のわたしに懺悔をしつつ・・・

 

参考になさってください^^

 

**こちらの記事も参考になさってください**

嘘をつく子どもと障害特性

 

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