おうち療育アドバイザー浜田悦子です。
こんにちは。
今日は、こんなお悩みにお答えします。
特別支援学級に通う小学一年生(男の子)です。
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入学後、2年生の自閉症の子の言葉や態度を真似するようになってしまいました。
その子は、同じフレーズを繰り返したり、急に大声を出したりします。
うちの子は、その声がキレイなので、すごく耳に心地がいいようで、家でもずっと真似をしてやめられなくなりました。
そのうちやめるのでしょうか。。。
特性もありますし、仕方がないことだとは思うのですが、先生が真似する子(うちの子含む)を叱るのです。
その先生の対応にもモヤモヤします。
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ありがとうございます。
・お子さんの真似することへのお悩み
・先生の対応
お悩みが二つありますね。
では、見ていきましょう。
おうちでできること
お子さんが真似することへの対応ですが、まずおうちでできることから解説します。
すでにやめられなくなっているということから考えても、まず大切なのは無反応(事後対処)ですね。
これは、ご家族全員で取り組むことをオススメします。
また、事前対処としては、どんな時に真似がでるのか?を観察してみてください。
本人が暇な時や、やりたくないことの前に出るのであれば、隙を与えず、課題や好きなことを提示することをオススメです。
カラダを動かすことが好きなお子さんだったら、ゲーム感覚で緒にカラダを動かすのも試してみてください。
今、お子さんは真似をすることで得られる反応で、強化されています。
例え、叱られていても。
その強化される反応よりも、強い反応(楽しいなどの正の反応)を与えることが とても大切なのです。
ただ、すでに癖になっているようですので、無反応と合わせて活用してくださいね。
無反応と聞くと、弱い反応と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、とても強い反応です。
人間は、反応がないと生きていけないのです。
先生へのモヤモヤへの対処法
次に、先生へのモヤモヤですね。
これは、なかなか難しいですよね・・・
すでに、先生への信頼は低いと思いますし、ママの方が学んでいる場合が多いので、先生の対応が強化につながっているということもご存知だと思います。
ただ、正しさを伝えても、先生の正しさとぶつかる可能性があるでしょう。
(わたしはよくやってしまっていました 汗)
こんな時は、色んな選択肢がありますが、やはり大切なのはお互いの信頼関係が大切だと思っています。
本音で話すことも大切ですが、不信感が強いとどうしても意見や反論のようになりがち・・・
時間的・距離的な間をおいて、その間 まったく別の角度から 少しでも先生のいいところをみつけたり、
上にあげたように、まずはおうちでできることから対処していくこともオススメです。
また、
自分の本音に気付くことにもチャレンジしてほしいと思っています。
お子さんへのお悩みも、先生への不信感も、根っこには不安や期待といった本音が隠れています。
最初に出てくるのは怒りだったりするけど、怒りは第二次感情なのですね。
怒りの下には、第一次感情が隠れています。
第一次感情を知り その感情に共感することは、結果的に怒りを小さくするのです。
選択肢がたくさんありますね!
順番的には、こうかな。
① 自分の本音に気付いて共感する
② 先生のいいところを探し、普段からコミュニケ―ションを心掛ける
③ 本音で話す
真似は大切なスキル
言葉や態度の真似というものは、割と多くの方が経験し、悩むことが多いと感じています。
ただ、今回 好ましくない行動として出てしまっているので、なかなかプラスに考えづらいと思いますが、
真似というのは大切なスキルです。
発達障害のお子さんの中には、【 見て学ぶ 】ことが難しい子がいます。
見て学ぶということは、集団生活において、とても重要なスキルになります。
以前のお子さんと比べていかがですか?
さらに、特に男の子は、言ってほしくない言葉を連呼します(苦笑)
【 うちにもこの時が来たか! 】と、お子さんの発達の成長と捉えられると、少しラクになるかもしれませんね^^
参考になさってください。