子どもが時計を見て動けるようになる方法。

発達障害・グレーゾーン

子どもの困った行動をおうちで解決!

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは。

朝の忙しい時間帯、子どもが時計を見てひとりで身支度をしてくれたらな・・・

そんな風に思うママは多いのではないでしょうか?

今日は、子どもが時計を見て動けるようになる方法をお伝えします。


目次:

①急かされていることに気付いていない時の原因と対処法

②集中していて気付けない時の原因と対処法

③子どもが苦手な〇〇とは?


時計を見て動くことができないお子さんに、こんな声をかけていませんか?

「もう〇時だよ!」

「ちゃんと時計見て!!」

「あと、〇分しかないよ!!!」

わたしも、息子にこんな声かけをしていました。

特に、

「早く(して)!」がわたしの口癖です。

息子が3~4歳くらいの時はフルタイムで働いていたので、

「早く~!もう出る時間だよ!」

と、毎朝言っていたように思います。

でも、どんなに急かしても、子どもはなかなか行動に移せませんよね。

最初は穏やかに促そうと思っても、最後に雷…なんてことが起きてしまいます。。

子どもの、スムーズに動けない姿やできない姿を見ると、

” いつまで声をかけないといけないんだろう? ”

と、うんざりしたり、

” ずっとこのまま成長しないのではないか? ”

と、不安になることがありますよね。

また、園や学校に遅刻してしまうんじゃないか?

とプレッシャーを感じたり、

働いているママは、自分が仕事に遅刻してしまう可能性もでてきてしまいます。

どうして、時計を見て動くことができないのか?

3つの原因と、その対処法を見ていきましょう!

① 急かされていることに気付いていない原因と対処法

発達凸凹の子どもたちは、

” 言葉をそのまま受け取ってしまう ”

という特性があります。

これは、どういうことかというと、

例えば、ママが、お子さんの行動(着替え)を促すために

「もう〇時だよ!」

と、言ったとします。

この子言葉の裏には、

「もう8時!(着替えをする時間)だよ」

という想いが詰まっています。

でも、発達凸凹の子どもたちには、この赤字で書いた部分は伝わりにくいのです。

言葉をそのまま受け取ってしまうので、

「 もう8時だよ 」と言われても、

( そうか、8時なんだな )と、

言われた言葉だけ、受け取ってしまうのです。

同様に、

「ちゃんと時計見て!!」

と声をかけられても、ただ 時計を見るだけで終わってしまったり、

「あと、〇分しかないよ!!!」

と言われても、自分(子ども)に何かをしてほしくて声をかけているとは、理解していない場合があります。

このような場合の対処法は、

次にやる、行動がわかる指示をだす

ことが大切です。

例えば、着替えをしてほしい時は、

「着替えをしよう」

「ご飯を食べよう」

「トイレに行こう」

まずは、時計を見て動くことではなく、行動を定着させていくことが必要です。

時計をみて動くということは、

  • 時計を見る
  • 何をすべきか考える
  • 行動する

という、とても難しいスキルが詰まっているのです。

このどれかにつまずきがあったり、どこかの動作にひっかかっている場合は、時計を見てスムーズに動くことは難しいのです。

まずは、

  • やるべき行動を理解しているか?
  • 声かけてできているか?

確認していきましょう。

② 集中していて気付けない時の原因と対処法

また、子ども自身が、本や遊びに集中しすぎて、ママの声に気付けないということもあります。

発達凸凹の子どもたちは、集中力する時としない時の差が激しいですよね?

例えば、好きなことに集中している時に、後ろから、横から声をかけても届かない場合があります。

でも、わたしたち大人にも同じようなことがあると思います。

わたし自身、仕事や見たいドラマがあると、他の声が届きません(笑)

ドラマなども、アイロンをしながら・・・とか、

何かをしながら見ていると、他の声にも耳を傾けやすいのですが、熱中しているものに感じては、返事はうわの空。

よく息子に、

「ママ、聞いていないでしょ」

と、突っ込まれてしまうことがあります(汗)

同じように、子どもが何かに集中している時に声をかけることは、あまり意味がありません。

むしろ、子どもには ”ママがなんだか怒っている”

” ママに怒られている ” という印象だけが残ってしまうのです。

このような時は、

  • 子どものタイミングに合わせる
  • 視覚的(目に見えるように)に指示をだす

この二点を注意してみましょう。

子どものタイミングに合わせるということは、

集中力の途切れるタイミングに合わせて声をかけたり、指示を出すということです。

ただ、好きなことに集中力が途切れないお子さんもいますので、あらかじめ終わりを決めておくことも大切です。

この時は、ママが勝手に決めるのではなく、お子さんと相談して決めることが大切です。

もちろん、すぐにスムーズに行くことは難しいかもしれません。

ですが、毎日効果のない声かけをするよりも、タイミングを合わせることで、その子のルーティンが少しずつ出来上がっていきます。

また、” 子どもには集中力を持ってほしい! ” と思っているママは多いと思います。

授業や勉強に集中してほしいという想いは、誰にでもあると思います。

子どもの好きな遊びに熱中しているのも、集中力、なんです。

子どもが集中していることを無理に止めさせたり、怒って中断することは、子どもの集中力を止めることにもつながってしまいます。

とはいえ、忙しい朝だと、なかなか難しい場合もありますよね。

朝、子どもがじっくり集中できない時は、朝以外に子どもが好きなことに集中できる時間を確保していきましょう。

” 視覚的(目に見えるように)指示をだす ”ということは、やってほしい行動を絵や写真を見せたり、例えば着替えなら着替えてほしい洋服を子どもの目の前で見せていくことです。

声をかけるということは、とてもカンタンでラクなので、ついついすぐに声に言葉に出てしまいますよね。

わたしも今でも、とにかく言葉がすぐにでてしまいます。

でも、特に集中している子どもは、目の前のことに目も耳も傾いているので、横から声をかけたり、後ろから声をかけてもなかなk気付くことができません。

子どもが集中している時に、

  1. タイミングを見計らい
  2. 次にしてほしい指示を視覚的に見せる

ことは、目でも切り替えることができるので、効果的です。

また、絵や視覚的に提示するものは、肯定的、なんですね。

例えば、着替えをしてほしいけど、なかなか子どもが行動しない時、

「 着替えなきゃダメでしょ!」

と言う言葉や、

「 〇〇やめなさい!」

という言葉を言ってしまいがちではないですか?

ダメや、やめなさいという否定の言葉は、子どもは自分を否定されたと受け取ってしまう場合があります。

ママとしては、そんなつもりじゃない…ですよね。

ですが、発達凸凹の子どもたちは、自己肯定感が低い場合が多いです。

何度言ってもできないので、その分、否定的な声をかけられることが多いからかもしれません。

視覚的(絵カードや写真)に指示を出すことや、具体物(着替えの洋服など)を見せることで、子どもの中に次にやることが具体的にイメージとしてつながっていきます。

視覚的な指示や具体物は、子どもへの大きなヒントになりますので、ぜひ試してみてくださいね。

③ 子どもが苦手な〇〇とは?

最後は、発達凸凹の子どもたちが、とっても苦手な探すということについてお話しします。

例えば、こんなことはありませんか?

  • ソレ、アレ、あそこがわからない
  • 目の前にあるのに気付かない

これは全部、うちの子にもあてはまることです。

ソレやアレ、あそこ、などは、とても抽象的な言葉なんですね。

言葉を使う時に、状況や距離が変わってしまうので、子どもにとっては混乱の基になります。

また、発達凸凹の子どもたちは、視野がとても狭いことがあります。

目の前にあるのに気付かなかったり、どこに集中して、どこから探してよいのか分からない場合があります。

発達凸凹の子どもたちは、パターンで覚えることができると強みになりますが、探すということは抽象的な概念なので、教えることもとっても難しいのです。

ですので、例えば、時計を見て動けるようになってほしい!と思っていても、前提として

  • 時計の位置を理解しているか?
  • 探さずに、見つけられるか?

これらができているということが、とても重要です。

例えば、おうちの時計って壁掛けが多いのではないでしょうか?

その場合、お子さんが何かに集中している時に見える位置か?

お子さんの目線の高さで確認する必要があります。

もし見えたとしても、探すということが課題になっている場合は、時計をして動くことはハードルが高くなります。

そんな時は、お子さんの視界に入る位置に時計を置くということもひとつの方法です。

デジタルにするか?アナログの方がわかりやすいか?

よく観察することが必要ですが、お子さんの視界に時計があることで、ヒントの種になります。

さらに、ただ時計を置くのではなく、長い針がどこに来たら何をするのか?

お子さんの理解度に合わせて、

  • 印をつけたり
  • 次にやってほしいことを視覚的に準備

しておきましょう。

子どもが時計を見て動いてくれるようになってくれたら、とってもうれしいですよね!

ママもラクになるし、子どももうれしいはずです^^

そのためには、できないことを指摘し続けることではなく、子どもの特性にあった指示の出し方や環境作りが大切になってきます。

まずは、

  • 時計の位置を子どもが理解しているか?
  • スムーズに探せるか?

から、観察してみてはいかがでしょうか?^^

こちらの記事も参考になさってください。

時計を見て動けないお子さんへ おうちでできる対処法

その声かけ、〇〇が足りないかも・・・