勉強が苦手な子どもの原因5つ

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは。

 

今日は、勉強が苦手な子どもの原因を

下記の5つに分けてみて行きます。

 

目次:苦手な原因

①不器用

②見え方

③過敏

(余談)わがやの場合

④習得の違い・教え方の違い

⑤感情の理解・コントロール

 

 

あなたのお子さんにあてはまるものは

ありますでしょうか?^^

 

 

ありましたら、

ぜひ参考になさってくださいね!

 

 

漢字が苦手・・・

算数が苦手・・・

宿題をしない・・・

 

そもそも、勉強がキライ・・・

 

 

そのようなお子さんは

多いのではないでしょうか。

 

 

学校の先生に、

「 おうちでもフォローしてください 」

と言われたり、

 

 

自宅で宿題を見てあげようと思っても、

 

  • お子さんが宿題に対して、苦手意識を持っていたり

 

  • 間違えると癇癪を起こしたり

 

  • 何度教えても理解しないと・・・

 

ママ自身もイライラしたり

どうしたらいいのかわからなくなったり

ずっとこのような状態が続いてしまうのではないか?

と、不安になってしまいますよね。

 

 

今日は、勉強が苦手なお子さんが

どのような状態にいるのか?

様々な視点で見ていきましょう。

 

 

 

苦手な原因:①不器用

 

勉強な苦手なお子さんは

不器用な子が多いかもしれません。

 

 

不器用なお子さんは、

鉛筆を持って文字を書いたり

消しゴムを使って書いたものを消すことが

とても苦手です。

 

 

指がうまく使えなかったり

どこにチカラを入れたらいいか、

わからなかったりするのです。

 

 

筆圧や強い子、弱い子は

チカラの加減が

うまく調整できていないかもしれません。

 

 

そんな時、

「もっと薄く書いたら?」

「もっと強く書いたら?」

と言ってしまいがちですが、

 

子ども本人は混乱してしまいます。

 

 

なぜかというと、

  • どうすれば薄く書けるのか?
  • どうすれば強く書けるのか?

理解していない場合があるからです。

 

 

わたしたちは

 

①字が濃い(薄い)場合

②筆圧が強い(弱い)と判断して

③その力を弱めれば

④文字が薄く(濃く)書くことができる

 

 

と、瞬時に判断します。

 

 

ですが、

発達凸凹の子どもたちは

この流れ自体を理解しないことがありますし、

  • どうすれば薄く(濃く)かけるのか?

 

そもそも、

  • どこにどうチカラを加えたら(緩めたら)いいのか?

さえも、わからない場合があります。

 

 

また、

チカラを入れる、ということが

鉛筆の先ではなく、

鉛筆を持つ力になってしまっていることもよくあります。

 

 

さらに、

うまく鉛筆を持てないために

鉛筆の持ち方を指摘されて

プレッシャーになっている子も

少なくありません。

 

 

文字を書く、勉強する、宿題をする前に

チカラの入れ具合について観察してみましょう。

 

 

発達凸凹の子どもを伸ばすために

気をつけなくてはいけないことは、

課題はひとつ、ということです。

 

 

文字を書くことと、鉛筆の持ち方を

同時に改善することはできません。

 

 

同時に二つのことを改善しようとすると

子どもが混乱してしまい、

逆に遠回りになってしまいます。

 

 

迷った時は、

“ 今、何を優先すべきなのか? ”

考えてみてくださいね。

 

 

消しゴムも同様です。

 

消しゴムがキライな子どもは多く、

その理由は様々ですが、

 

  • 頑張って書いたのに消えてしまう
  • 消したくないところまで消えてしまう
  • 消しゴムを使うと紙が汚くなる
  • 紙が破れる

 

などの理由があると思います。

 

 

これらの理由も

  • チカラの入れ方が分からない
  • 消しゴムの使い方を理解していない

 

このような理由が隠れています。

 

 

わたしたちは、

どこを持って、どこを使うと、キレイに文字を消すことができるのか?

考えなくても理解しています。

 

 

間違えたから、消す。

 

息を吸って吐くように、簡単なことです。

 

 

でも、発達凸凹の子どもたちは

 

“ 教えてもらわないとわからない ”

 

という特性を持っています。

 

 

これは、特別なことを

教えてもらわないとわからない。

 

のではなく、

 

みんなが

  • 当たり前にできること
  • 知っていること
  • やっていることも

教えてもらわないとわからない。

 

のです。

 

 

お子さんが鉛筆を持つ前に、

 

  • チカラの調節ができているか?
  • 鉛筆や消しゴムの使い方を知っているか?

 

 

また、不器用なお子さんは

他にもこのような原因があるかもしれません。

 

  • 教科書をめくるのが苦手
  • 筆箱から鉛筆を取り出すのが苦手
  • ランドセルから教科書やプリントを取り出すのが苦手

 

これらをぜひ

観察・確認してみてくださいね。

 

苦手な原因:②見え方

 

発達凸凹の子どもたちの中には

“ モノの見え方 ”に

問題があるお子さんがいます。

 

 

その問題とは・・・

 

例えば、

教科書に書かれている文字(文章)が

 

  • 重なって見えたり
  • ひっくり返って(鏡文字)に見えたり
  • 歪んで見えたり
  • ぼやけて見えたり
  • 一部の文字が動いているように見えたり
  • 線になってみえたり

 

している場合があるということです。

 

 

教科書がこのような状態で見えていたら

内容を理解するどころか、

読むことも難しいはずですし、

 

文章だけでなく、

教科書のページを読み取れなくて

指定されたページを開くことも

難しいことがあるかもしれません。

 

 

「 まさかうちの子が・・・ 」

「 そんなこと、言われたことないし 」

 

と、思うかもしれません。

 

 

でも、お子さんにとっては

“ 見えている世界が本当の世界 ”

なので、言葉にして説明することができません。

 

 

“ 視覚 ” は、“ 視力 ”ではありませんので

このような原因が隠れていても

視力検査では見つからないのが現状です。

 

 

視覚機能がうまく働いているかを検査し、

見え方を改善したり

様々な訓練をおこなって

視覚機能の発達を促すのは、

オプトメトリストと呼ばれる方の仕事です。

 

 

欧米やアジア、アフリカの多くの国々で

国家資格として認められていますが、

日本では国家資格として認められていません。

 

(「見る」ことは「理解」すること 本多和子・北出勝也著 /三洋社)

 

 

もし、

「 うちの子、見えていないかもしれない 」

と思った時には、

 

 

教科書やプリントの文章を

代わりに読んであげて、

問題を解くことができるか?

試してみてください。

 

 

オプトメトリストを探すことは

難しいかもしれませんが、

 

視覚発達センターなどを

検索・受診してみることも

ひとつの選択肢かもしれません。

 

 

また、視覚に問題のあるお子さんは

自分の目から30センチが

見えにくいと言われることもあります。

 

 

その距離は、

ちょうど机と目の距離になるお子さんも

いるかもしれませんね。

 

 

  • 姿勢を正しく
  • 目が近いと目が悪くなるよ

 

 

つい、

こんな言葉をかけてしまいますが

目と机の距離が近いお子さんにも

“ 見えにくい ”という理由が

隠れているのかもしれません。

 

 

 

苦手な原因:③過敏

 

さらに、

目に見える刺激に敏感な

視覚過敏があると

対象物に焦点を合わせることが難しかったり、

目が疲れやすく

集中の妨げになることがあります。

 

 

例えば、蛍光灯。

 

 

発達凸凹のある当事者の方は

「蛍光灯がとてもまぶしい」

と、教えてくださいました。

 

 

学校って、蛍光灯が多いですよね。

 

 

その光や、その光が机や黒板や

手元のノートや教科書に反射するだけで、

子どもたちの目に負担をかけてしまうのです。

 

 

わたし自身も、

目がとても良く 光に敏感です。

 

 

学生の頃、眼科へ行った際

「 あなたの目は良すぎて、敏感だから

色のある眼鏡をしなさい」

と、言われました。

 

 

通常であれば、

目が良かったらそれで終わり。

ですよね。

 

 

でも、その先生は、

わたしの目を見抜いて

診察してくれました。

 

 

教室に限らず、

校庭では日光の光があります。

 

 

何か行動や活動をする前に

目から入ってくる情報に

子どもが困っているかもしれないということを

憶えておきたいですね。

 

また、目に見えるものすべてが

刺激になってしまうので、

” ランドセルの中から宿題をさがす ”

ということも課題になってしまいます。

 

さらに、不器用がかさなってしまうと

背表紙も見えないランドセルの中から

教科書やドリルを探して取り出したり、

ペラペラのプリントを見つけて取り出すことは

とても難しい場合があります。

 

上に、課題はひとつと、書きました。

 

お子さんにこのような傾向がある場合は、

宿題や筆箱を

ランドセルから出して

テーブルの上に広げてあげることも

大きなサポートになります。

 

 

こんなことまで?

甘やかしにならない?

と、思うかもしれません。

 

でも大丈夫。

 

わがむすこも、3年生くらいまで

わたしがやってあげていました。

 

でも、4年生になったら

自分で取りだして宿題できるようになりました^^

 

(ちなみに、鉛筆は今でも削ってあげています)

 

 

小学校は、6年間あります。

 

6年生までに、

子どもの将来に必要なことや

できることが増えたらいいのかな?

と、考えています。

 

 

また、

“ 感覚過敏 ”があるお子さんは

生まれた時から感覚過敏です。

 

 

自分以外の周りのお友達も

パパもママも先生も、

自分と同じ感覚を持っている

思っています。

 

 

ですので、

できないことがあった時、

こんな風に思ってしまうのです。

 

 

“ みんなも同じ環境なのに

自分だけできないのは、

ぼくの(わたしの)努力が足りないからだ “と。

 

 

宿題は大切なことかもしれませんが、

子どものこころのケアも同時にしていきたいですね。

 

 

見え方や感覚過敏は、

子どものチカラでは治せませんし

 

感覚過敏を持つお子さんは、

ひとつの過敏だけでなく

さまざまな感覚過敏を持っていることがあります。

 

たとえば、聴覚過敏。

 

聴覚過敏のお子さんは

” 周りの音が全部同じ音に聞こえている ”

と言われています。

 

 

勉強に集中したくてもできない環境だったり、

すでに学校でうるさい中で勉強してきて

疲れ切っているということも考えられます。

 

 

ついつい、学校から帰ってきたら

先に宿題!と言ってしまいがちですが、

まずはゆっくり休憩することも

子どもにとっては必要なことなのかもしれません。

 

(ちょっと余談)わが家の場合

 

わがむすこも、

漢字がとても苦手でした。

 

 

むすこの場合、

 

  • 交わる線(クロスする)が書けなかったり
  • 点の位置がとても離れていたり
  • 覚えてもすぐに忘れてしまう

 

などということがありました。

 

 

わたしは、最初

むすこの努力が足りないのだと思い

最初は丁寧に、

徐々にイライラして

最後は怒って泣かせてしまいながら

繰り返し努力をさせていました。

 

 

何とか、クロスする線は

マッチ棒など実物を使ったり、

 

点の位置は、

最初の位置から少しずつ

定位置に移動して説明しながら

理解することができました。

 

 

書くや考えるだけでなく、

実物などを使ってみたり、

お子さんが興味のあるものを使って

考えさせるということもオススメです。

 

 

先日、テレビで算数が苦手なお子さんがいました。

 

「 20-5は? 」

 

と、暗算の問題を出されると

答えられないのですが、

戦車(だったかな?)が好きで

 

「 戦車20台から、5台がなくなったら?」

 

という聞き方をすると、

すぐに「 15台 」と答えることができるのです。

 

その子は、

「 自分は算数が苦手 」

だと言っていましたが、

考え方を変えるとできるのです。

 

こういうこと、あると思うんです。

 

そこを見つけてあげるのも、

大人ができるサポートだと感じました。

 

(注意:その子が発達凸凹だといいたいのではもちろんありません)

 

 

漢字はまだまだ

書いて覚える方法が多いですよね。

 

 

書くことに必死なお子さんは

書くことで精いっぱいで

覚えることができません。

 

 

また、

目で見て覚えることが得意なお子さんは

見て覚える方が得意かもしれませんし、

 

発達凸凹の子どもたちの中には

“ 記憶 ”すること自体も

苦手な子がいます。

 

 

“ 今、学校で習っていること ”

という目でみると、

今できていないことが

とても大きなことに

感じられるかもしれませんが、

1から100まで努力するのではなく

いい意味で手を抜きながら

進んでいけるといいのかな?と思っています。

 

 

子どもを甘やかす、とか

先生に訴える、ということではなく

 

  • 目の前の子どもがどんなことに困っているのか?
  • そして、その背景に何かあるのか?
  • 発達は追い付いているか?

 

観察をしながら、

一緒に考えていけるといいのかな?と思っています。

 

 

見え方についての対処法は、

お子さんとの感覚の違いがあったり

専門医が少なかったりするので

とても難しいと感じています。

 

 

でも、

子どもの観察をした上で

 

  • 本や問題を読み上げてあげる
  • 実物を使って一緒に考える
  • 共感する

 

このようなことはできると思います。

 

 

子どもの感覚を

全て理解してあげることができませんが、

共感は今すぐにできますよね。

 

 

  • 文字がぼやけていて見え辛い
  • お手本と同じように書こうとしてもできない
  • 頑張っても、できない

 

 

そのような、子どもの

虚しい、悲しい、悔しい気持ちに

共感することで、

子どもの頑張るチカラになっていきます。

 

 

苦手な原因:④習得の違い・教え方の違い

 

また、発達凸凹の子どもたちは

習得の違いがあるように思います。

 

 

わがむすこもそうなのですが、

言い回しによって理解できなかったり、

なぜか複雑な方法で問題を解いていたりします。

 

 

わたしはカンタンに教えているつもりでも

むすこには届いていない場合があります。

 

 

それは、習得の違いや

教え方の違いにあるかもしれません。

 

 

わたしたちは、

自分がわかっていることを

ひとに教えることができます。

 

 

でも、その時

自分が学んだ方法や

教えやすい方法で

教えているのではないのでしょうか?

 

 

わたしも、もちろんそうです。

 

 

ですが、自分が正しいとは

限らないんですよね。

 

 

小学一年生の問題でも、

自分にとっては

考えなくても解ける問題でも、

その教え方が

目の前の子どもに合っているとは

限らないということです。

 

 

わが家の場合ですが、

わたしが何度教えてもできなかった宿題を

塾の先生に見てもらったら

 

「一発でわかった!」

 

と、言われたことがあります。

 

 

わたし、自分のチカラを

過信していたんだなぁと思ました。

 

 

むすこには、

「 なんでわからないの! 」

と言って泣かせ、

かわいそうなことをしてきました。

 

 

自分が理解しているつもりでも、

ひとに教えるってとても難しいですよね。

 

 

むすこの可能性を狭くしていたのは

自分だったのかもしれない・・・と思った時

難しい宿題を見るのはやめることにしました。

 

 

子どもに合ったプロに任せる、

という方法も一つの選択肢だと思っています。

 

 

 

苦手な原因:⑤感情の理解・コントロール

 

最後はこちら。

 

子どもだけでなく、

間違えることは 誰でもイヤですよね。

 

 

ですが、

発達凸凹の子どもたちは

間違えることがイヤで

 

  • 機嫌が悪くなったり
  • 間違えると癇癪を起こしたり
  • 宿題に取り組まなかったり

 

してしまうことがあります。

 

 

宿題は、ほぼ毎日出るので

これが毎日続くと、

 

子どものことをわかってあげたい。

温かい目で見守りたい。

 

と、思っていても

なかなか難しいですよね。

 

 

子どももママも、

プレッシャーになってしまいます。

 

 

ここで、

間違えることがイヤな

お子さんの中で起こっていることを

説明したいと思います。

 

 

間違えることがイヤなお子さんは

ネガティブな感情を

理解していないお子さんです。

 

 

ネガティブというのは、

 

  • 悲しい
  • 悔しい
  • 苦しい
  • 虚しい
  • 怖い

 

などの感情です。

 

 

このようなネガティブな感情は

悪い感情ではないのですが、

発達凸凹の子どもたちは

これらの感情を感じることを拒否しています。

 

 

悪い感情だ!

感じてはいけない感情だ!

と、思っていることがあります。

 

 

ですので、

これらの感情がやってくると

感じたくない!と、逃げ出したり

拒否したり、泣き出したり・・・

してしまうかもしれません。

 

 

いつも感じないように拒否しているので

どの感情にどんな名前があるのか?

理解していません。

 

 

みんな、ひとつの悪い感情だと思っています。

 

 

このようなお子さんに必要なことは

 

  • 感情に名前をつける
  • ネガティブな感情を味わってもいいと教える

 

ことです。

 

 

この二つを同時に教える方法が、

“ 共感と代弁 ”です。

 

 

例えば、宿題をする前だったら

 

「 今日も宿題大変だね 」

 

 

もし、宿題の途中で

癇癪を起こしてしまったら、

 

無反応をして、落ち着いた時に

 

「 頑張って書いたのに、間違えたら悔しいよね 」

 

 

子どもの気持ちに

代弁・共感することによって、

 

“ 今、あなたが感じている気持ちは

悔しいという気持ちなんだよ “

 

“ その気持ちを味わっていいんだよ ”

 

を、教えていくことができます。

 

 

発達凸凹のお子さんは、

間違えることを

(勝負に負けることも)

この世の終わりだと感じています。

 

 

だから、

間違えただけで癇癪を起こしたり

激しい怒りやパニックを起こしてしまいます。

 

 

わたしたちは、

間違えても負けても次があると

理解していますが、

子どもにとっては一大事です。

 

 

このあたりが周りに理解されにくく

“ 育て辛い ”と言われるところかもしれませんね。

 

 

宿題に関わらず、

ネガティブな感情の理解が進まずに

トラブルになるケースはたくさんあります。

 

 

今は、

苦手な勉強という面で出ていることですが

感情はこの先もずっと

お子さんと一緒に生きていきます。

 

 

ネガティブな感情を理解することは

自分の感情をコントロールできるようになるということです。

 

 

目の前の問題を解いたり

漢字を一ページ練習することよりも

必要なことかもしれません。

 

 

様々な角度から考えてみました。

 

あなたのお子さんにあてはまることはありましたか?^^

 

参考になさってください。

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