子育てや、発達障害に関わる色々な情報。
勉強のためにと、たくさんの本やネットの情報に振り回されて、どれを選んでいいかわからなくなったあなたへ。
特に、困った行動をやめさせる言葉かけをする前に、これだけは抑えておきたいことをお伝えします。
問題行動を止める言葉をかける前に、必ずやってほしいこと
肯定的な、声掛けをしよう。
短く、わかりやすい声掛けをしよう。
そんな風に言われていますが、言葉をかける前にやってほしい、たったひとつのことがあります。
それは・・・
子どもの言葉(行動)を受け止めるということ。
『 ○○なんて、やりたくない! 』
『 コノヤロウ! 』
『 クソ! 』
『 バカ! 』
または、お友達をたたいてしまったり、
ママの顔をつねってしまったり・・・
ものを投げたり・・・
内心、穏やかではないですよね。
どうして、こんなこと言うんだろう?
どうして、こんなことするんだろう?
このように思うのは、子育てをしているママなら大半ではないでしょうか。
わたしも、もちろんそのひとり。
だからこそ・・・
そんなことを言ったら(やったら)、すぐさまやめさせる言葉かけをしなくちゃ!と思う気持ちも分かります。
でも、子どもにとって、気持ちを受け止めてもらえないと、売り言葉に買い言葉。
ううん。
もしかしたら、おとなの方が、この選択をしているかもしれませんね。
子どもの言葉(行動)を受け止めるということは、受け入れるとは違います。
『 ○○ちゃん(子ども)は、そう感じたんだね 』
こんな風に、子どもとママ(自分)の思いを別々に考えてみるのです。
子どもの困った言動に、とっさに
『 そんなこと言わないの! 』とか、
『 そんなことしちゃだめ! 』と、
言葉にでてしまう人は、受け入れようとしているのかもしれません。
ムリして受け入れようとしているから、自分に反発がおこるのです。
反発は、あっていい。
でも、その反発を押し付けようとすると、子どもとのコミュニケーションは、うまくいきません。
モヤモヤしてても、
『 そっか~ 』
ザワザワしてても、
『 そう思うんだね 』
こんな風に言えるようになると、この次に続く【子どもを伸ばす】言葉が見えてくるかもしれません。
子どもの困った行動には、すべて理由があります。
だからね、おとなの正論や正しさに合わせようと、ムリに軌道修正しようとしてもなかなか難しいのです。
なぜなら、根本の原因が解決していないから。
暴言をいう子も、暴力をふるってしまう子にも、そうなる理由があるのです。
どんな理由でも、まずは聞いて、受け止めてあげること。
言葉かけは、その次なのです。
『 そっか~。○○ちゃん(子ども)はそう思ったんだね 』
ぜひ、試してみてくださいね。