漢字が苦手な発達障害の子どもは、
とても多いと感じています。
毎日練習しても憶えられない、
同じところで間違える・・・
今日は、
そんな子どものために
おうちでできるサポートを
ご紹介します。
取捨選択をする
まず、
ゴール設定について
考えてみましょう。
子どもにとって、
とても厳しいゴール設定に
なっていませんか?
姿勢よく、
鉛筆の持ち方、
書き順、
トメハネ・・・
これらを、
全てクリアするのは、
とても難しいでしょう。
子どもの目標は
‟丸がもらえる漢字を書く“
もちろん、
姿勢もよく、
書き順も完璧だったら
言うことなしですが、
できていないことは、
全てが課題となります。
漢字を覚えて書く
という課題以外に、
姿勢を維持し、
書き順を考えなくてはなりません。
発達障害の子どもは、
二つ以上のことを
同時にやることが苦手です。
そのため、
本来ならできることも、
完璧を求めるために
できなくなってしまうことも
あるでしょう。
ゴールに向けての取捨選択を、
もう一度考えてみましょう。
間違いを練習させない方法を探す
おうちでできるサポートとして、
一番重要なのは、
間違いをひたすら練習させないこと。
間違えた漢字を練習しても、
同じ間違いをしてしまう場合、
“書いて覚える”という学びは
合っていないと、思ってよいでしょう。
これは、
間違えた漢字の分析をする、
ということでもあります。
子どもが間違えた漢字をみていると
どこで、つまずいているのか?
見えてくるものがあるでしょう。
例えば、
・トメやハライが逆になる
・貝と見が混乱している
・へんとつくりが逆になっている
このように、
観察することから
スタートします。
子どもにあった学び方
子どもの苦手を観察したら、
書く以外の勉強方法を
探してみましょう。
視覚優位のお子さんでしたら、
見て覚えるのが、得意。
このようなカードを使って、
遊びを通して、
日頃から触れることもオススメです。
うちもやってます
聴覚優位のお子さんでしたら、
音で覚える。
トメの時は、テン(と言う)
ハライの時は、シュッ。
線の時は、スー。
など、
お子さんと一緒に
‟子どもがわかる漢字ルール“を
決めることも、オススメです。
また、
意味付けをしてあげると
理解しやすいお子さんもいます。
そのようなお子さんには、
漢字の絵本なども効果的です。
(漢字えほん)
さらに、
タブレットも試していただきたいと
思っています。
漢字が苦手なお子さんは、
‟書く“ということ自体が
苦手なお子さんも多くいます。
それは、
鉛筆を持つ、
筆圧をしっかり、
間違えないように。
また、
間違えたら消しゴム・・・
という、
課題がプレッシャーの中にいるからです。
ですが、
そのようなお子さんでも、
タブレットだと、
ストレスなく
指書きことができます。
消しゴムを使わないということも
大きなメリットです。
うちは一日5問
一年生から反復しています
(無料:小学生手書き漢字ドリル 漢字忍者)
※ タブレットのデメリット ※
アプリにより、
甘い採点もあります
漢字に対しての
苦手を軽減するためなのか?
しっかり書けるようになるためなのか?
目的を決めてはじめると
いいかもしれません。
点をたくさんちりばめておく
漢字は、積み重ねです。
一日で、
急に書けるようにはなりません。
ただ、
間違いばかりを練習していては
いつまでたっても
ゴールがみえません。
年々、難しくなるし、
年々、新しい漢字がでてきます。
おうちでできることは、
漢字の要素をちりばめておくこと。
ただ、それは
本人の興味をひくものでなくてはなりません。
まとめ
子どもは、
自分が理解してない
ということを、よくわかっています。
でも、
わかるようになる方法を
自分で探すことはできません。
特に、
学校の勉強は、書いて憶えるものが多く
発達障害の子どもには
合っていないことがあります。
だからこそ、
おうちでは、楽しく身につく
効果的な方法を見つけていけたらいいですね。
すぐに効果がでないことが多いかもしれません。
でも、
漢字はこれからも続いていきます。
苦手意識を減らすことも、
重要なサポートのひとつです。