こんにちは。
おうち療育アドバイザー浜田悦子です。
今日は、性のお悩みにお答えします。
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小学2年生の男の子です。
学校の先生より、休み時間になると性器を触ることが多いと聞きました。
何か対処法はありますか?
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小学生でなくても、幼稚園や保育園、また おうちでも性器を触るというのは、よくあるお悩みの一つです。
性器を触る原因
大きな原因のひとつは、何をしていいのかわからない時間にそのような行為がでます。
休み時間はまさに、典型ですね。
発達障害の子どもたちは、自由な時間が不安なのです。
どんな風に過ごしていいのか、自分で考えて決めることができないのです。
そもそも、自由とは抽象的なので、自由という概念が曖昧だというお子さんも多いのではないでしょうか?
こんな時は、具体的に何をしたらいいのかを指示しましょう。
具体的に指示をする
例えば…
- 1時間が終わった休憩にはトイレにいく
- 2時間目が終わった中休みには、〇〇の本を読む、終わったら自由帳に〇〇を描く(お絵描き)
要は、お子さんができる遊びをスケジュールにするのです。
具体的に提示した方が、安心するお子さんもいますし、
具体的に提示されるのが、嫌なお子さんもいます。
それらは、お子さんの発達段階に合わせてくださいね。
むすこの例をあげますと、保育園時代はずっとお絵描きでした。
みんなが園庭で遊んでいても、お絵描き。
小学校に入ってからは、お絵描きもするようですが、お友達と遊ぶこともあるようです。
休み時間って、そもそもカラダやココロを休める時間ですよね。
(もちろん、教室の移動ということもありますが…)
ですので、できるだけ子どもが安心できる空間・環境が必要なのです。
学校ですと、物理的にそれが難しいですよね。
だからこそ、お子さんの好きなこと、安心してできることをヒントとして与えてあげてほしいのです。
周りの刺激よりも強い刺激
また、休み時間になると、急に教室が騒がしくなって、刺激が多くなります。
その刺激から自分を守るために、性器を触ってしまうお子さんもいます。
嫌な・耐えられない刺激がある場合、それよりも強い刺激に影響されるのは、当然のこと。
わたしたち大人も、例えばストレスがあると、お酒を飲んだり、好きなものを食べて発散させることがありますよね。
ちなみに、強い刺激は悪い刺激でもありませんし、性器を触ることは問題行動ではありません。
ここで、対応を誤ってしまうと、後々支障がでてきますのでご注意くださいね。
移動で切り替え
こんな時は(刺激に耐え切れず性器を触ってしまう)、静かで落ち着ける場所に移動することを提案することもオススメです。
(トイレ、図書室など)
どこにいても人がいるとは思いますが、教室から移動するということで、視界を変え 気分転換になるお子さんもいます。
皮膚の異常
それから、ただ単に荒れている、ムレているということも大いに考えられます。
これからの時期、特に男の子は気をつけてあげてください。
また、荒れたりムレたりしているお子さんは、きちんと洗えていなかったり、入浴後にきれいに拭けていない可能性があります。
何度も言いますが、発達障害の子どもたちは、教えてあげないとわかりません。
性器の洗い方も、バスタオルの使い方も、よく見てあげてくださいね^^
ご参考になさってください。
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