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【グレーゾーン】ちょっとした注意にも敏感な小学1年生②③④

おうち療育アドバイザー

浜田悦子です。

こんにちは。

 

今日は、こんなお悩みにお答えします。

 

――――――――――――

 

グレーゾーンの男の子ですが、

最近ちょっとした注意にも敏感で

すぐに

 

「 ごめんなさい!ごめんなさい! 」

 

と、繰り返します。

 

 

例えば、

① 弟にちょっかいを出しすぎて嫌がっている時に

「 もうやめてって言ってるよ 」

 

② 物が落ちて、反射的にこちらが

「 うわっ! 」と言った時

 

③ 何かを選ぼうとする時

「 どっちにするの? 」

 

④ 勝手に一人でお店を出ようとした時

「 一人で出たら危ないよ 」

 

 

こんなことが多いのですが、

ママの言い方が怖い。

もっと優しく言ってと言われてしまいます。

 

新一年生になって、

敏感な時期だとはわかっているのですが

あまりにも過剰で・・・

 

何かいい方法はありますか?

 

――――――――――――

 

① 弟にちょっかいを出しすぎて嫌がっている時に

「 もうやめてって言ってるよ 」

 

については、こちらをご覧ください。

 

今日は、②~④について考えていきましょう。

 

 

まず、

 

② 物が落ちて、反射的にこちらが

「 うわっ! 」と言った時ですが、

 

これは、息子さんが周りの突然の声に

驚いている可能性が高いですね。

 

 

言葉ではなく、声のトーンや表情で聞いている

 

 

発達凸凹の子どもたちは、

言葉ではなく、

その言葉を発する大人の

声のトーンやボリューム、

また、

表情で聞いています。

(受け取っています)

 

 

 

例えば、

 

――――――――――――

小さい子が走っていて転びました。

 

大人が驚いて、大きな声をだすと

子どもは泣いてしまいますが、

 

ただ見守っていると、

泣かずにひとりで起きだした。

 

――――――――――――

 

こんなこと、ありますよね。

 

 

年齢が低かったり、

発達凸凹があると、

特にこのようなことが見受けられます。

 

 

ですので、

 “ 反応しない ”ということが

ひとつの対処法になります。

 

 

ただ、

反射的に出てしまう言葉なので

なかなか難しいですよね。

 

 

もし、②のような場面があって

お子さんが驚いて謝る場面がでてきたら、

 

「 びっくりさせちゃったね 」

「 驚いたよね、ごめんね 」

 

と、お子さんの共感したり

驚かせたことを謝ることをオススメします。

 

 

その後で、

 

「 今は怒ったのではないよ 」

「 モノが落ちたから、声が出たんだよ 」

 

と、理由を短く伝えてあげるといいと思います。

 

 

反応をリセットする

 

一方で、

 

③ 何かを選ぼうとする時

「 どっちにするの? 」

 

④ 勝手に一人でお店を出ようとした時

「 一人で出たら危ないよ 」

 

 

これらの状況に共通して

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

と、繰り返す様子から、

今回のグレーゾーンのお子さんは、

褒められるよりも

怒られたり、注意されることが多いのかな?

と、感じました。

 

 

よく怒られるお子さんは、

少しの注意や質問でも怒られた!と

感じてしまうことがあり、

 

これが続くと、

何か言われたら謝るという、

パターン化することがあります。

 

(うちのむすこがそうでした)

 

 

このような場合は

お子さんに対して

「 怒ってないよ 」と言っても

子どもは、

その前に怒られたと感じているので

あまり納得しないでしょう。

 

 

このような時は

反応をリセットすることが効果的です。

 

 

一番は、無反応です。

 

具体的に言うと、

  • 見ない
  • 言わない
  • 聞かない

 

 

肯定的な声かけ

 

無反応できない場合は、

言い方を肯定的に変えて、試してみましょう。

 

 

③ 何かを選ぼうとする時

「 どっちにするの? 」

 

この状況では、

無反応が難しいかもしれないので

 

  • 肯定的に
  • 短く
  • 具体的に

 

「 ひとつ選ぼうね 」

 

は、いかがでしょう?

 

 

お子さんによっては

「 どっちにするの?」は、

責められたと感じることがあります。

 

 

責められた=叱られた

 

と、受け取っている可能性があるかもしれません。

言い方を変えてみることをオススメします。

 

 

④ 勝手に一人でお店を出ようとした時

「 一人で出たら危ないよ 」

 

この場合も、例えば

 

「 ママと一緒にでようね 」

「 〇〇して待っててね 」

 

などはいかがでしょうか?

 

 

うちの子も、

レストランで食事をしている時

自分が食べ終わると出て行こうとしていました。

 

 

最初は飽きたのかな?と思っていたのですが、

様々な過敏が影響していたり

目的(食べること)がなくなると、

 

どうしていいのか(何をして待っていていいのか)わからない

 

という特性を持っていました。

 

 

大人から見たら、

 

(どうしてそんなことするの?)

(どうして〇〇できないの?)

 

と、思うことでも、

子どもにとっては

辛い過敏や特性が原因となっていることがほどんどです。

 

 

不適切な行動に反応しない、

肯定的な声かけをする。

 

 

この二つは、今すぐどこでもできることです^^

 

ぜひ、試してみてくださいね!

 

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