おうち療育アドバイザー
浜田悦子です。
こんにちは!
新年度がはじまりましたね。
今日は、
当たり前すぎて見逃してしまいがちな
発達障害のお子さんの学校生活で
確認してほしいこと、大切なことを記事にしたいと思います。
発達障害の子どもが授業に集中できるコツ
を、お届けしたいと思います。
発達障害の特性に、
“ 教えてもらえないと、わからない ”
ということがあります。
例えば、
わたしたちが当たり前のように感じている
常識や、暗黙の了解がありますよね。
朝は、おはようとあいさつする。
挨拶をされたら、挨拶を返す。
など。
でも、発達障害のお子さんは、
「 朝はおはようとあいさつをするよ 」
「 おはようと言われたら、おはようと返すんだよ 」
と、教えてもらえないと
わからないことがあります。
わたしたちが日々の生活の中で、
息をするように
疑問を持たずに繰り返していることが
発達障害の子どもたちは
理解していないことがあるのです。
例えば、
先日むすこが(小学4年生)
腕の肘を指さして、
「 ここって、ひじっていうんだね 」
と言った時には、
( あぁ~、そういえば教えていなかったな )
と、苦笑いでした。
このように、
“ これくらいのこと、わかるでしょ ”
と、わたしたちが思っていることを
理解していないことって、意外と多いのです。
特に、園や学校になると
集団になり、刺激が多くなります。
そうすると、
普段できていることや理解していることも
できなくなったり、わからなくなってしまいます。
ですので、
これからお伝えすることを
教えたり、確認することをオススメします^^
教室では誰の話を聞く時間なのか?
ええ~!そんなこと!?
と、思うかもしれませんが
ぜひ確認してほしい一つです。
発達障害の特性のひとつに、
“ 抽象的な概念の理解が苦手 ”
ということがありますが、
ここにも関わっていることです。
教室では、主に “先生” の話を聞きますが、
でも、“先生” って抽象的な表現だと思いませんか?
“ 先生 ”は、肩書きですが、
名前ではありません。
また、
園でも学校でも “先生” が共通の敬称です。
例えば、
はまだえつこという名前の先生がいた場合、
はまだえつこ、という名前の先生、ではなく
はまだえつこせんせい、という名前だと認識している可能性もあるのです。
また、聴覚過敏があると
大きい音も小さい音も拾ってしまうので、
それだけで授業に集中できませんし、
注意の調節が苦手という特性があります。
注意の調節が苦手なお子さんは、
誰にチャンネルを合わせていいか?
理解していないので
すべての音を拾ってしまうのです。
「 教室にいる時は、〇〇先生のお話を聞くよ 」
と、声かけをしたり、
「 教室にいる時は、誰のお話を聞くんだっけ? 」
と、確認の意味も込めて質問をすることで
誰に“聞く”チャンネルを合わせたらいいのか?を
理解できるようになり、集中力があがります。
誰の話を聞いたらいいのかわからなかったり
過敏が影響して集中できない時間が続くと、
教室の中にいることが苦痛になります。
そうすると、
教室から出ようとしたり
お友達にちょっかいを出したり
授業に支障がある言動がでたり、増えたりしてしまいます。
これは、やがて問題行動と呼ばれてしまいます。
背景には、
発達障害の特性や感覚過敏があるのに
行動だけをみて判断されてしまうことは、
子どもにとっても、親にとっても悲しいものです。
だからこそ、おうちでできることをしていきたいですね^^
参考になさってください。