浜田悦子です。こんにちは^^
メルマガを読んでくださっている
新年長さんのお子さんをお持ちのママより
こんなお悩みが届きました。
**ここから**
4月から年長になる、男の子の母です。
診断はついていませんが、
思い通りにならないと気持ちの切り替えができず
癇癪を起こしたり、途中で投げ出したりします。
心も折れやすいので
失敗体験にならないように
事前に対処したり、
先生にも色々と配慮をしていただいています。
入学までになんとか気持ちの切り替えが
スムーズにできるようになるといいなと思っています。
この1年で何か他にできることはありますか?
**ここまで**
新年長さんをお持ちのママは
「入学」というキーワードがチラつき、
ひとつひとつのお子さんの言動が
気になってしまいますよね。
良いことは希望になりますが
困った行動や改善したいことが
目に付いたりすると
「入学までになんとかしたい!」
と力が入ってしまうこと、ありますよね。
今日は、
「新年長さんのお子さんに心がけてほしいこと」
について、お話しします。
この記事を最後まで読んでいただくと
手をかけるべきところのヒントが
見つかるかもしれません^^
いただいたメールで、ちょっと気になった部分がありました。
**ここから**
思い通りにならないと気持ちの切り替えができず
癇癪を起こしたり、途中で投げ出したりします。
心も折れやすいので
失敗体験にならないように
事前に対処したり、
先生にも色々と配慮をしていただいています。
**ここまで**
お子さんの気持ちの切り替えが難しいために、
ママが前もって配慮するお気持ちは
とっても分かるのですが、
ここはちょっと注意が必要です。
「失敗体験」は、
お子さんとママでは
意味合いが変わってくる場合があるんです。
お子さんの特性の配慮がなく、
必要以上に無理や我慢をさせて
問題行動が続く場合は、失敗体験と言えると思います。
(聴覚過敏があるけど、無理矢理その場にいさせる など)
でも、
- 子どもの気持ちの切り替えができないから
- 癇癪になるから
- 途中で投げ出すから
困った行動につながるから、
その原因となる課題や行動をさせない、
(親や周りの大人が困らないように子どもの要望通りする、コントロールする など)
というのは、ちょっと違います。
もう少し詳しく、お話ししますね。
特性の配慮をして、失敗体験を繰り返さないことは
子どもにとって「安心」や「クールダウン」の方法が身に付きます。
特性はなおらないと言われていますので、
自分のピンチを切り抜ける方法をみつけられるようになります。
子どもの大きな生きる力になるんですね。
でも、
親や周りの大人が困らないように
子どもの要望通りにする、
またはコントロールするというのは
子どもの生きる力を奪ってしまう可能性があります。
この線引きがとっても難しいので、
わたしもよくお話しをお聞きしないと
的確なアドバイスができないなと、日々感じています。
前者は、泣きながら、怒りながら、
年齢と共に大きく成長していきます。
特に、小学3、4年生くらいになると
ママが「もうこの子は大丈夫」と思えるように
ぐんぐん伸びていくでしょう。
後者は、
親がいつまでも手をかける必要があったり
トラブルに振り回される可能性があります。
「もう、僕なんて・・・わたしなんて・・・」
と自分を否定する言葉が出る場合があります。
お子さんのことを思って配慮した結果が
こうなってしまったら、悲しいですよね。
でもこれは、ママの関わりが間違っていたとかじゃないんです。
このようなすれ違いって、誰にでも起きる可能性があるし
お子さんの特性をしっかり理解していても
ほんのちょっとの微妙な関わりや環境で
ズレてきちゃったりします。
でも、大丈夫!
入学までに、まだ1年ありますから^^
今、ママがやっているお子さんへの配慮はどちらでしょう?
- 特性の配慮をして、失敗体験を繰り返さないこと
- 親や周りの大人が困らないように子どもの要望通りにする、またはコントロールする
ちょっと立ち止まって考えてみてくださいね^^
お子さんの気持ちの切り替え、
スムーズにできるようになりますよ^^