浜田悦子です。こんにちは^^
今日は、
負けることや間違うことが嫌いな
小学3年生の女の子のお悩みです。
**ここから**
幼稚園の頃から
負けることや間違うことが大嫌いな子です。
健診や園、学校で特に指摘されたことはありませんが
浜田さんのブログやメールレターに書かれている
特性や困り事があまりにも同じなので
グレーゾーンだと思っています。
幼稚園の頃は、自宅で嫌なことがあると
家で大声で叫んだり、癇癪を起こしたりしていました。
3年生になり、
環境の変化もあるのかもしれませんが、
弟に当たったり暴言を吐いたりすることが増えています。
何とか落ち着かせようと
本人の気持ちを尊重したいと思っていますが、
結局、本人の言う通りにしたり、
怒っておさえつけたりしてしまいます。
**ここまで**
負けることや間違うことが
大嫌いなお子さんって多いですよね。
自分は1位だと思っていたのに!
自分は勝てると思っていたのに!
その見通しが崩れてしまうことが
大きなストレスになってしまい、
勝つこともあるし負けることもある。
とは、思えないのです。
こんな風になってしまう原因には、
お子さんの中で
・感情理解やコントロール
・見通し
が、うまく育っていない可能性があります。
小学3年生だと
声も体も大きくなるので、
自宅の中で大声を出されたり
弟さんに当たられると
早く落ち着かせたい!と思って
子どもの言いなりになったり、
怒っておさえつけたりしてしまうことがあるかもしれません。
他のおうちに、子どもの声や
暴れる振動が伝わることや、
すでに苦情を言われていると
お子さんがイライラしだすと
ママもハラハラしてしまいますよね。
毎日子どもに振り回されている気がして
子どもの帰宅を喜べないママも
いるかもしれませんし、
このような状況で
無反応なんてとてもできない!と
思っているママもいるかもしれませんね。
無反応って、難しいですもんね。
このような状況だと、
メッセージにあったように
「何とか落ち着かせようと結局、本人の言う通りにしたり、怒っておさえつけたりしてしまいます。」
という流れになりがちです。
ただ、小学3年生になって
「弟に当たったり暴言を吐いたりすることが増えています。」
このように、
状況が悪化している場合は
どこかで介入する必要があると
わたしは考えています。
もちろん、新学期という環境も
影響していると思いますが
「健診や園、学校で特に指摘されたことはありません」
ここが大きなポイントになります。
このようなお子さんの場合、
園や学校でのストレスを
知らず知らずのうちに
ため込んでいる可能性があるからです。
見極めのポイントは、以下の3つです。
・「悔しい」「悲しい」などの言葉を言えているか?
(嫌ではなく、感情の言葉を言えているか?)
・クールダウンの方法を理解し、行動できているか?
・子どもの当たり前にできることを認めているか?
もし、これらがうまくいっていない場合は
この3つを見直してみましょう。
どうして1位にこだわるのか?
意味が分からないママもいるかもしれません。
わかってあげられなくてもいいんです。
でも、その原因はどこから来ているのか?
観察することがとっても大切です。
小学3年生なんだから
いい加減落ち着いてほしいって思いますよね。
でも、
本人の言う通りにすることも
怒っておさえつけることも
今の状況を悪化させるだけです。
もしかして、
自己否定の言葉もポツリポツリと
出てきているかもしれません。
お子さんに、
自分の長所と短所を聞いてみると
どんな答えが返ってきますか?
小学3年生くらいになると
個人差がありますが、
周りと自分との違いに気付いてきます。
もし、自宅での暴言や癇癪が
お子さんの不安だとしたら?
早く介入して
子どもが安心して過ごせる環境を
整えてあげたいですね。
子どもの困った行動や
親が改善したいという行動の裏には、
いくつもの特性や原因が隠れています。
癇癪は、癇癪が原因ではないし、
暴言や他害は、暴言や他害が原因ではありません。
発達に凸凹があってもなくても、
二次障害になる可能性は、あります。
二次障害には
大きく分けて2つのタイプがあると言われています。
1.外在化障害
反抗・問題行動などの行動障害が出る
2.内在化障害
うつ・不安などの情緒障害が出る
身体特徴は、
頭痛や腹痛などの体の痛みや食欲不振、チックなど。
精神特徴には、
不安、うつ、緊張などがあげられます。
この症状があるから、
すべて二次障害という訳ではありません。
ですが、ひとつの目安として覚えていて損はありません。
わたしがなぜしつこく
二次障害のことを繰り返しお伝えするかというと、
二次障害は、子どもの将来にとって、
発達障害の特性よりも
大きな影響を及ぼすことがあると
専門家の間では考えられているからです。
子どもには、幸せな将来を生きてほしいですよね。