こんばんは^^浜田悦子です。
今日は、
「勉強しない?できない?分からない?子どもの学習の悩みの本当の原因について」
お話しします。
お子さんの学校での勉強や宿題に不安がない方って、いませんよね。
やらない、できない、分からない・・・
気分がのらないからやらないのか?
分からないからできないのか?
どこのなにが嫌なのか?
何か原因がありそうだなって思っても、子どもが怠慢に見えて、今日もついつい怒ってしまう・・・
そんなママは、わたしだけではないと思います。
今日は、「学習支援」のセミナーを受講して、分かったことや感じたことをシェアします。
最近は特に、学習についてのお悩みが多く寄せられるので、お子さんの学習のお悩みの参考になればと思います^^
*
お子さんの学習への意欲や姿勢が見えず
マイナスな印象を持っていると感じる時には、
ワーキングメモリの問題や学習への参加の問題があるそうです。
ワーキングメモリ(WM)とは、「脳の黒板」です。
ある情報を覚えながら考えることで、
一度にたくさんのことを覚えることができません。
成長と共に発達しますが
(黒板が大きくなる)、
個人差が大きいと言われています。
例えば、
小学2年生の1クラスを考えた時、
10歳のWMの容量を持つ子もいれば
4歳の容量の子もいるということです。
学習への参加とは、
先生や親との対人関係の
行き違いやトラブルがあって、
授業から遅れてしまう原因になることがあるそうです。
ちなみに、
勉強に対して「全部分からない」と言っているお子さんが
自分の興味・関心があるものを覚えているという時には
WMは高い、容量は大きいと言えるそうです。
このように考えた時、
お子さんがどっちなのか?
観察してくことで、学習の悩みの原因が
見えてくるかもしれませんね。
*
WMに課題がある場合は
言語と視空間領域のアセスメントが必要だと
専門の先生はおっしゃっていました。
でも結局は、記憶の入口が狭く
WMの容量が少ないお子さんに対しては、
・情報の整理と統合
・スモールステップ
・注意のコントロール
これらを、
「信頼関係のある人とのコミュニケーション」の中で育んていく。
ということが効果的だと感じました。
学習への参加が課題で、
勉強が分からなかったり遅れているお子さんにも
「信頼関係のある人とのコミュニケーション」が必要です。
セミナーの質問の中に、
「同じミスを繰り返しても、そのミスに気付けない時のサポート方法は?」
という質問がありました。
この時の回答が、
「支援者側にとって”同じこと”でも、子どもにとっては”違う”ことが多い」
でした。
わたしも同感でした。
そもそも、支援者(大人)と
子どもの「同じ」という土台が「違う」んですよね。
これは、「同じ」以外にもあって、
「勉強」や「授業」「宿題」という土台の概念も
すれ違いのコミュニケーションを生み
「授業・学習に参加できない」という
遅れや分からない原因を作ってしまうのだと感じました。
特に、発達障害やグレーゾーンのお子さんが多いそうです。
「同じ」というのは、基本的な概念です。
でも、すり合わせができていないと
ちょっとずつちょっとずつ
ズレてきてしまうんですよね。
講師の先生が、
「小学4年生から国語と算数の通級に通っていた中学生が
みんなと同じクラスで授業を受けられるようになった」
という事例を紹介してくれました。
そのポイントは、以下の通りです。
・お子さんの性格、言葉を尊重
・得意分野を活かす
・特性に合わせたサポート(言語か視覚か など)
・予習(勉強が分からない子は予習がオススメ)
中学生になっても、
お子さんの性格や特性にあった
関りやサポートがあれば、
グングン伸びていくんですよね。
逆にいうと、
中学生になっても適切なサポートが必要なんですよね。
わたしもそうですが、
子どもの年齢が上がるごとに
「なぜできないのか?」
ばかりがフォーカスされてしまい、
怒りや落胆につながってしまいます。
でも、もう一度、基本に戻って
考えてみようと思いました^^;
お子さんの学習面の
つまずきや原因を見つけ、
特性を考慮した対処法を
一緒に考えてほしいという方は、
個別相談をご利用ください。